琉球の美一首里で感じる“ホンモノのモノ”ー
琉球王国時代の象徴「首里城」は、城郭内下の御庭(しちゃぬうなー)にある“首里森御嶽”(すぅいむいうたき)からのお告げ…「ここに城を建てることにより、国家が安定・発展する」により、建立されたと伝われています。
約500年間続いた琉球王国は、諸外国との交易を盛んに行い、古の先人たちはまさに外交のプロでした。
決して武力を用いるのではなく、文化芸術を通して…。
その時代に構築された様々な文化芸術は、まさに「美」そのものであり、世界に誇れる文化遺産だと考えます。
「丁寧な暮らし方」が求められている現在、首里城のお膝元にて琉球王国時代から連綿と続く“ホンモノのモノ”を感じていただきたく、「琉球の美」をご提供いたします。
日程 | 2023年6月21日(水) |
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時間 | 開場18:30/開演19:00/終演20:15 |
入場料 | 3,500円 |
演目 | 琉球古典音楽「かぎやで風節(かじゃでぃふぅぶし)」 琉球古典舞踏「かせかけ(かしかき)」 琉球古典音楽「稲まづん節(んにまづぃんぶし)」 琉球古典舞踏「天川(あまかー)」 琉球古典音楽「首里節(しゅいぶし)」湛水流 |
主催 | ギャラリー首里テラス |
共催 | 一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室 |
出演者プロフィールProfile
西村 綾織(にしむら あやの)
琉球舞踊
沖縄県南城市佐敷出身。玉城流喜納喜利の会 西村利江子に師事し、三歳で初舞台を踏む。沖縄県立芸術大学卒業後、同大学院、琉球舞踊組踊専修修了。
琉球新報社主催「琉球芸能コンクール 舞踊部門」を2004年に最高賞受賞。2008年に琉球舞踊教師免許取得。2016年国立劇場おきなわ企画公演にて、2006年に脚本・演出・振り付けを手掛けた、創作組踊「玉露の妖精」(たまつゆぬしー)を上映。女優実演家による華やかな構成演出が注目を浴びている。
沖縄県内外・海外の舞台で活動し、後継者育成する傍ら、他ジャンル(洋楽・邦楽)との共演、アーティストの振り付けも手掛けている。
また、NHK BSプレミアム「美の壺」、県内企業CM、モデルとしても活動中。
2017年より、振付を手掛けている「琉球チムドン楽団」のゲストとして台湾、ロシア。北海道、東京、福岡などのライブイベントに出演。
玉城流喜納喜利の会 師範。琉球舞踊保存会 伝承者。女流組踊研究会 めばな 会員。
山内 昌也(やまうち まさや)
歌三線
沖縄県沖縄市出身。沖縄県立芸術大学卒業。同大学院修了。小学校5年生より三線を琉球古典音楽師範島袋英治氏に師事。琉球新報社主催琉球古典芸能コンクール新人賞を中学3年生で受賞。その後最高賞を大学3年次に受賞する。琉球古典音楽湛水流保存会主催普及審査では、高校1年生から3年生の間に新人賞、優秀賞、最高賞を受賞し、歌唱特別賞を第1号で受賞する。大学学生時代より、文化庁主催日本文化紹介事業で県内外、海外で演奏をしている。近年は、琉球伝統芸能の空間表現研究を積極的に行い、琉球伝統芸能「美の世界」、「琉球の美」シリーズにおいて「1X1」(琉球古典音楽歌三線1名と琉球古典舞踊女踊1名)によるパフォーマンスが、2020年度グッドデザイン賞を受賞している。
現在、琉球古典音楽湛水流保存会師範、琉球古典音楽野村流音楽協会師範。
国重要無形文化財「琉球舞踊」(歌三線)保持者。沖縄県指定無形文化財「沖縄伝統音楽湛水流」保持者。沖縄県立芸術大学音楽学部長兼大学院音楽芸術研究科長(教授)。一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室代表理事兼演者会員。ギャラリー首里テラス館長。
大城 希里(おおしろ きり)
歌三線
琉球古典音楽安富祖流絃聲会所属。一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室準演者会員。