アルベルト・ミュールベック「クラヴィコード・モダンピアノコンサート」

オーストリア生まれのピアニスト。アントン・ブルックナー音楽大学（オーストリア・リンツ）、ウィーン国立音楽大学卒業、ピアノをアレクサンダー・イェンナー、ルードヴィッヒ・ホフマンに師事。さらに、シンシナティ音楽大学（アメリカ）にてユージン・プリドノフに師事、音楽芸術博士号を取得する。イタリア・マルサラ国際ピアノコンクール、フランス・ブレスト国際ピアノコンクールの他、オーストリア、アメリカ等のピアノコンクールに入賞。シューベルトやリスト、ラフマニノフの作品を中心としたCDやラジオ録音を行う。これまでに、ウィーン楽友協会・ブラームスザール、ウィーンコンツェルトハウス・シューベルトザール、リンツ・ブルックナーハウス、台北国立ホール、北京コンサートホール、東京白寿ホール、ニューヨーク・スタインウェイホールなど世界の有名なホールでの演奏をはじめ、ヨーロッパ諸国やアジア（中国、台湾、ベトナム、日本）、北アメリカ(アメリカ、メキシコ)において、ソリストとして、また、オーケストラとの共演者として国際的な成功をおさめている。また、リンツ・ブルックナーオーケストラ、国立台湾交響楽団、中国深圳交響楽団、CCMフィルハーモニーオケストラと共演。通常のピアノレパートリーに加え、クラヴィコードなどピアノの前身である鍵盤楽器による古楽の演奏にも力を注いでいる他、ブーレーズなど現代音楽の演奏にも取り組んでいる。毎年ドイツ・シュトゥットガルト国際音楽祭におけるマスタークラス講師を務めている。現在、台湾嘉義大学等で後進の指導にあたる。