日程 | 2025年6月23日(月)慰霊の日 |
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時間 | 開場15:30/開演16:00/17:00終演予定 |
出演 | 舘野 泉(ピアノ) 平良 久美(ピアノ・Opening Act) 山内 昌也(歌三線) |
料金 | 一般3,500円 学生2,000円 (40名限定) |
出演者プロフィールProfile

舘野 泉(ピアノ)(たての いずみ)
クラシック界のレジェンド、88歳ピアニスト。東京生まれ。1960年東京藝術大学を首席卒業。 1964年よりヘルシンキ在住。1981年以降、フィンランド政府の終身芸術家給与を受けて演奏生活に専念する。領域に捉われず、分野にこだわらず、常に新鮮な視点で演奏芸術の可能性を広げ、不動の地位を築いた。これまで北米、南米、オーストラリア、ロシア、ドイツ、フランス、北欧諸国を含むヨーロッパ全域、中国、韓国、フィリピン、インドネシア、インド、ブータン、ネパールなどアジア全域、中東でも演奏会を行う。これまでにリリースされたLP/CDは130枚におよぶ。 ピュアで透明な旋律を紡ぎだす、この孤高の鍵盤詩人は、2002年に脳溢血で倒れ右半身不随となるも、しなやかにその運命を受けとめ、「左手のピアニスト」として活動を再開。尽きることのない情熱を、一層音楽の探求に傾け、独自のジャンルを切り開いた。 2006年に「舘野泉左手の文庫」を設立。“舘野泉の左手”のために捧げられた作品は、10ヶ国の作曲家により、130曲をこえる。2012年以降は海外公演も再開し、パリやウィーン、ベルリンにおいても委嘱作品を含むプログラムでリサイタルを行い、満場の喝采で讃えられた。 2024年9月インド、ブータン、ネパールで演奏。現在、卒寿記念演奏会の全国公演を展開中。 2025年は演奏生活65周年を迎える。 もはや「左手」のことわりなど必要ない、身体を超える境地に至った「真の巨匠」の風格は、揺るぎない信念とひたむきな姿がもたらす、最大の魅力である。 新刊「奇跡のピアニスト 舘野泉」(みずいろブックス刊)。

平良 久美 (ピアノ)(たいら くみ)
ウィーン国立音楽大学ピアノ科卒業。ピアノを江口文子、ノエル・フローレスの各氏に師事。幼少より多数の演奏会に出演し、これまでに日本をはじめアメリカ、ヨーロッパ各国、イスラエル等で演奏活動を行う、また、国内外のオーケストラとも共演、1982年には地中海洋上音楽祭に最年少で招待され、ソロリサイタル及びモーツァルトのピアノコンツェルトを演奏し好評を博す。国内においては天皇陛下の御前演奏や全斗煥大統領歓迎演奏会にも出演。 沖縄に活動の場を移してからは、ピアノデュオシリーズや、チェロの林峰男氏、クラリネットの横井操氏との演奏会ツアーに参加するなど、ソロ、室内楽、伴奏で精力的に活動する。2006年、右手の病気を発症し演奏活動を休止、後進の指導に専念していたが、2018年、第1回左手のピアノ国際コンクールに入選したのを機に左手での演奏活動を開始する。2019年、ソロリサイタル「左手のピアノ作品の世界」を開催する。その後も大阪センチュリー交響楽団のメンバーと新作の世界初演を行うなど、活動を続けている。第54回沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞。現在、沖縄県立開邦高校芸術科非常勤講師。

山内 昌也(歌三線)(やまうち まさや)
沖縄県沖縄市出身。沖縄県立芸術大学卒業。同大学院修了。小学校5年生より三線を琉球古典音楽師範島袋英治氏に師事。琉球新報社主催琉球古典芸能コンクール新人賞を中学3年生で受賞。その後最高賞を大学3年次に受賞する。琉球古典音楽湛水流保存会主催普及審査では、高校1年生から3年生の間に新人賞、優秀賞、最高賞を受賞し、歌唱特別賞を第1号で受賞する。大学学生時代より、文化庁主催日本文化紹介事業で県内外、海外で演奏をしている。近年は、琉球伝統芸能の空間表現研究を積極的に行い、琉球伝統芸能「美の世界」、「琉球の美」シリーズにおいて「1×1」(琉球古典音楽歌三線1名と琉球古典舞踊女踊1名)によるパフォーマンスが、2020年度グッドデザイン賞を受賞している。2022年沖縄本土復帰50年を記念し、内閣府主催「琉球古典音楽と琉球舞踊鑑賞会」が赤坂離宮迎賓館和室別館「游心亭」(東京都)で開催され「1×1」を披露。全公演(4日間12回公演)に出演。迎賓館で琉球芸能が披露されたのはその時が史上初とされている。 現在、琉球古典音楽湛水流保存会師範、琉球古典音楽野村流音楽協会師範。国指定重要無形文化財「琉球舞踊」(歌三線)総合認定保持者。沖縄県指定無形文化財「沖縄伝統音楽湛水流」保持者。沖縄県立芸術大学音楽学部長兼大学院音楽芸術研究科長(教授)。一般社団法人琉球伝統芸能デザイン研究室代表理事。ギャラリー首里テラス館長。